ニキビ治療は皮膚科?小児科? 跡を残さない最新治療ガイド(総合案内)【杉並区・荻窪・長田こどもクリニック】
私たち杉並区荻窪の長田こどもクリニックは、小児アトピー性皮膚炎の治療に長年力を入れてまいりました。その経験を活かし、お子さまの「にきび(尋常性ざ瘡)」の専門的な治療にも、本格的に取り組んでいます。
インターネットで医療情報を検索する中で、多くの情報が個人の経験談であったり、医学的根拠が不明瞭であったりして、「どれが本当に信頼できる情報なのか分かりにくい」と感じたことはありませんか?
当院のブログは、そうした保護者の皆さまの不安に応えるため、明確なエビデンス(科学的根拠)に基づいた情報発信を心がけています。必ず引用もとが分かるように記載しています。このページは、当院がこれまでに発信してきたニキビに関する専門記事を、皆さまの疑問やお悩みに合わせてご案内する**「総合ガイドページ」**です。
目次
はじめに:「ニキビ治療、皮膚科と小児科どっち?」という疑問
お子さまのニキビが気になり、「杉並区 ニキビ」「荻窪 ニキビ」と検索すると、その多くが一般皮膚科のクリニックであり、「小児科」はあまり上位に表示されないことにお気づきかもしれません。私たちは、**お子さまのニキビ治療は、皮膚科と同様に小児科医が積極的に関わるべき重要な領域である**と感じています。子どものニキビは治療目標の共有や、治療目的、子供とともに治療を行う大人への教育といったご家族との対話・協力ものと治療を行う必要があります。我々はアトピーなどの慢性疾患の皮膚科治療教育に非常に長けています。また心の成長、学校生活といった、**小児科医が専門とする「成育」の視点**が必要だからです。
この記事では、なぜ小児皮膚科に精通した当院が、お子さまのニキビ治療の最適なパートナーとなり得るのか、その理由と、当院が提供するエビデンスに基づいた治療の全貌をご紹介します。
なぜ「小児皮膚科に強い小児科」がニキビ治療に適しているのか
当院が、一般的な皮膚科クリニックと同様に、お子さまのニキビ治療に自信を持っているのには、明確な理由があります。
- ① 慢性皮膚疾患の「管理」に精通しているから
当院は、アトピー性皮膚炎のような、長期的な管理が必要な慢性皮膚疾患の治療を最も得意としています。ニキビもまた、「治ったら終わり」の病気ではなく、**症状がない状態をいかに維持するか(維持療法)**が鍵となる慢性疾患です。アトピー治療で培った、ご家族と二人三脚で根気強く治療を続けるノウハウは、ニキビ治療にもそのまま活かされます。 - ② 子どもの心と体の「成長」を理解しているから
私たちは、お子さまのホルモンバランスの変化や、学校生活、友人関係といった心理的な背景まで含めて診察します。ニキビがQOL(生活の質)に与える影響は、時に喘息やアトピー以上に深刻です[3]。私たちは、皮膚だけでなく、お子さまの「心」も一緒にケアしていきます。 - ③ エビデンスに基づく最新治療を徹底しているから
「なんとなく」の治療は行いません。当院の治療は、すべて**「尋常性痤瘡・酒皷治療ガイドライン 2023」**[1]や**「米国皮膚科学会(AAD)ガイドライン 2024」**[2]に基づいています。
長田こどもクリニックのニキビ治療ブログ【完全ガイド】
当院では、ニキビに関する様々な疑問に答えるため、エビデンスに基づいた専門記事を作成しています。お子さまの状態や、今お持ちの疑問に合わせて、ぜひご覧ください。
①【基本編】ニキビは放置厳禁の「病気」です
「ニキビは青春のシンボル」は大きな誤解。放置すると20-30%が瘢痕(ニキビあと)に残る理由、そして「急性炎症期」と「維持期」という、最新治療の最も重要な考え方を徹底解説します。
→【基本編】記事を読む②【白ニキビ編】ニキビの“芽”を摘む、最も重要な治療
「たかが白ニキビ」と放置していませんか?それこそがニキビあとの始まりです。なぜ白ニキビ(面皰)の段階から治療を始めるべきなのか、その医学的根拠と、毛穴詰まりに効く具体的な薬(ベピオ等)を解説します。
→「白ニキビ」の記事を読む③【黒・赤・黄ニキビ編】ステージ別の正しい治し方
黒ニキビ(開放面皰)、赤ニキビ(紅色丘疹)、黄ニキビ(膿疱)は、全くの別物です。それぞれのステージの違いと、ガイドラインが推奨する正しい治療戦略(抗菌薬の使い方など)を詳しく解説します。
→「黒・赤・黄ニキビ」の記事を読む④【当院の治療プラン】跡を残さないための具体的な通院計画
「いつまで通えばいいの?」という不安に応えます。当院が実践する「急性炎症期(週1回)」から「維持期(2-3週間に1回)」への具体的な治療フローチャートと、きめ細やかなフォローアップ体制をご紹介します。
→「当院の治療プラン」の記事を読むエビデンスに基づく当院の治療哲学:「維持療法」の重要性
当院のニキビ治療が目指すゴールは、単に「今の赤ニキビを治す」ことではありません。最終的なゴールは、**「ニキビあとを残さず、ニキビができにくい肌の状態を長期間維持すること」**です。
そのために最も重要なのが、赤ニキビが治まった後も、ニキビの“芽”である「面皰(コメド)」をコントロールし続ける**「維持療法」**です。アトピー性皮膚炎の治療で「プロアクティブ療法」が常識となったように、ニキビ治療も「維持療法」こそが、再発を防ぎ、将来の瘢痕を予防する最善の道であることが、日米のガイドラインで強く推奨されています[1][2]。
当院は、アトピー性皮膚炎の管理で培った、この「慢性疾患を長期的にコントロールする」ノウハウを、お子さまのニキビ治療に活かしています。
杉並区・荻窪でニキビ治療をお探しの方へ
「ニキビくらいで小児科に…」と、ためらう必要は全くありません。むしろ、お子さまの成長と心のケアまで理解している小児科医は、思春期のニキビ治療に最適であると私たちは考えています。
他院で「様子を見ましょう」と言われた方、市販薬で改善しなかった方、お子さまがニキビで悩んでいるのにどう対処したら良いか分からない保護者の方。ぜひ一度、当院にご相談ください。
部活や塾で忙しいお子さまも、お仕事でお忙しい保護者の方も、安心して治療を続けていただけるよう、当院は柔軟な診療体制を整えています。
- 平日(月〜金)は、夜20時まで診療
- 土曜日も、13時まで診療
- クリニック前に、無料の専用駐車場を6台完備
杉並区荻窪で、いつでも頼れるかかりつけ医として、皆さまをお待ちしています。
参考文献
- 日本皮膚科学会ガイドライン. 尋常性痤瘡・酒皷治療ガイドライン 2023.
- Reynolds, RV, et al. Guidelines of care for the management of acne vulgaris. J Am Acad Dermatol. 2024;90(5):1006.e1-1006.e30.
- Mallon E, et al. The quality of life in acne: a comparison with general medical conditions using generic questionnaires. Br J Dermatol. 1999;140(4):672-6.
長田こどもクリニック
杉並区荻窪の小児科・アレルギー科

