起立性調節障害

起立性調節障害とは

小学生自律神経の異常によって、立ち上がる時に身体や脳への血流が悪くなる疾患です。思春期に起こりやすく、特に中学生に多い傾向にありますが、小学校低学年でも、けっして珍しくはありません。
症状は午前中に起こり、午後からは元気になるケースが多い傾向です。夜になるとさらに気分が良くなり、「目がさえて眠れない」と悩む方もいます。
自律神経は2種類あり、交感神経と副交感神経に分かれます。活動している時には交感神経が、身体を休める時には副交感神経が活発化します。
交感神経はストレスに左右されやすく、ストレスを受けると交感神経が優位になります。交感神経ばかり働くと心身に不調が生じやすくなります。

症状

  • 何度も立ちくらみやめまいを起こす
  • 朝なかなか起きられない、午前中は元気が出ない
  • 立ち続けると気分が悪くなる
  • 少し動いただけで動悸や息切れがする
  • 嫌なことを見たり聞いたりすると気分が悪くなる
  • お風呂に入ると気分が悪くなる
  • 顔色が青白い
  • 朝は食欲がない
  • 時々お腹が痛くなる
  • だるい、疲れやすい
  • 頭が痛くなる
  • 乗り物酔いをしやすい

日常生活での注意点

起床時

ベッド寝ている状態、または座っている状態から、すぐに立ち上がらないようにしましょう。
30秒以上かけ、頭を下げたまま少しずつ立ち上がりましょう。





暑い日

体育暑い日は血圧が下がりやすいです。体育の授業で見学する際は、日陰か室内にいましょう。




規則正しい生活

眠っている子ども早寝早起きを守って、朝に太陽の光を浴びましょう。
日中はできる限り、横にならずに過ごしましょう。
朝起きるのが難しい場合は、無理のない範囲で起きる時間帯を一定にし、必ず決めた時間に起きるように習慣付けましょう。



食事の工夫

ご飯を食べる子ども水分は1日1.5~2Lを心がけて飲みましょう。塩分を多めに摂る(通常の食事+3gぐらい)のも有効です。




適度な運動

散歩する子ども元気になりやすい夕方に、15~30分ほどウォーキングしましょう。重力に影響されない水泳もお勧めします。




その他

テレビを見る子ども弾性ストッキングを着用するのもお勧めです。
ゲームやスマートフォンの画面を見続けると脳が覚醒し、寝つきが悪くなります。就寝前は控えましょう。





※起立性調節障害は、治るまである程度の時間を要します。焦ってしまうかもしれませんが、ゆっくり治療を受け続けましょう。
※当院では、患者様とゆっくりお話しできるよう、診察時間を長めに取っています。OD検査や血液検査を行ってから診断し、治療を始めます。
※当院では、心理カウンセラーや児童精神をエキスパートとする医師は在籍していません。患者様の容態によっては当院での治療が難しい場合もあり、その場合は他院へご紹介します。予めご了承ください。
※受診を希望される際は、お電話からご予約ください。

TOPへ