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【東京・杉並区】アトピー性皮膚炎の「名医」をお探しの方へ。炎症の数値化と、「全身治療」の重要性|長田こどもクリニック

 

 

【東京・杉並区】アトピー性皮膚炎の「名医」をお探しの保護者の方へ。私たちが目指す「治しきる」ための標準治療と対話|長田こどもクリニック

当院のブログが目指すこと:信頼できる医療情報の発信

インターネットで「アトピー 名医 東京」と検索される保護者の皆さまは、きっとお子さまの肌トラブルがなかなか治らず、深い不安を抱えていらっしゃることと思います。

私たち杉並区荻窪の長田こどもクリニックは、自らを「名医」と呼ぶことはいたしません。しかし、「エビデンス(科学的根拠)に基づいた世界標準の治療」「ご家族が納得できるまでの丁寧な対話」を徹底することで、お子さまと保護者の皆さまにとっての「一番の味方」でありたいと強く願っています。この記事では、私たちが考える「アトピー治療の本質」と「他院との決定的な違い」についてお話しします。

はじめに:なぜ、「名医」を探したくなるのでしょうか?

「ステロイドを塗っているのに、やめるとすぐにぶり返す」「お医者さんは薬を出すだけで、話を聞いてくれない」「本当にこの治療でいいのか不安…」

東京でアトピー性皮膚炎の名医を探されている方の多くは、こうした「出口の見えない治療」への不安や不満を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性疾患です。だからこそ、ただ薬を出すだけの関係ではなく、「いつまで続くのか」「どうなればゴールなのか」という見通しを共有し、二人三脚で歩んでくれる医師の存在が必要なのです。

「治らない」には理由がある。私たちが考える「良い医師」の条件

多くの患者さんを診察してきて感じるのは、アトピーが治らない原因の多くは「薬が効かない」からではなく、「使い方が間違っている」「治療のゴール設定が共有されていない」ことにあるということです。

私たちが考える、アトピー治療における「信頼できる医師(目指すべき姿)」とは、以下の3つを徹底できる医師です。

  • ① 最新のエビデンス(医学的根拠)に基づいた「標準治療」を行うこと
  • ② 感覚だけでなく、「客観的なデータ(数値)」で重症度を評価すること
  • ③ 不安や疑問に対して、納得いくまで耳を傾け、説明すること

感覚ではなく「数値」で管理する。TARC検査の重要性

「なんとなく良くなったから薬を減らそう」「見た目がきれいだから大丈夫」—。このような**「見た目だけ(感覚)」の判断が、再発の最大の原因**です。

当院では、必要に応じて**「TARC(ターク)」**という血液検査を行います。これは、皮膚の中でどれくらい炎症がくすぶっているかを数値化する、いわば「アトピーの温度計」です。小児の場合はまず通常の標準治療後にTARC測定を検討するので絶対取らなきゃいけないわけではありません。

TARC検査で分かること

見た目がきれいになっても、TARCの値が高ければ、皮膚の下ではまだ火事がくすぶっています。この段階で治療をやめると、必ず再発します。当院では、「見た目」と「数値(TARC)」の両方が正常化することを治療のゴールとし、科学的根拠を持って薬の減量を判断します。小児ですので難治性である場合など適宜必要性を評価して必要に応じて検査します。

魔法の薬はありません。あるのは「正しい標準治療」だけです

当院の治療に、独自の配合薬や、科学的根拠のない民間療法はありません。私たちが行うのは、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」[1]や、米国のガイドライン[2]に基づいた、世界中で最も効果と安全性が証明されている「標準治療」です。しかしなぜ当院で治療が上手くいくのか。それはどのようにご家族に実行していていただくかというコツ、また重症度評価とそれに対して適切な薬剤を選択できるノウハウがあるかにかかっているのです。

当院の治療の2つの柱

1. 炎症を「火消し」する(寛解導入)

適切な強さのステロイド外用薬を、十分な量(FTU:フィンガーチップユニット)使い、皮膚の炎症を一気に鎮めます。「怖いから」と少量しか塗らないことが、最も治りを遅くし、結果的に薬の総量を増やしてしまいます。

2. 良い状態を「維持」する(プロアクティブ療法)

ここが最も重要です。見た目がきれいになっても、皮膚の下には「火種(微小炎症)」が残っています。ここでやめずに、週2〜3回予防的に薬を塗り続けることで、再発を防ぎ、「かゆみのない生活」を維持します。

標準治療で改善しない場合の「次の一手」:デュピクセント®(当院で治療可能)

多くの患者さんは、上記の標準治療を徹底することで劇的に改善します。しかし、中にはそれでもコントロールが難しい重症のお子さまもいらっしゃいます。

当院では、そのような難治性の患者さんに対して、**注射の新薬「デュピクセント®(デュピルマブ)」**の導入も可能です。これは、アトピーの炎症の根本原因となる物質をピンポイントでブロックする画期的な治療薬です。杉並区内で小児科で導入しているクリニックは当院のみです。

「もう治らない」と諦める前に、当院にはまだ提案できる選択肢があります。

長田こどもクリニックが「20分の説明」にこだわる理由

どんなに良い薬も、正しく使われなければ効果を発揮しません。また、保護者の皆さまが「なぜこの薬が必要なのか」を理解していなければ、治療を継続することは困難です。

そのため、当院ではアトピー性皮膚炎の初診や、治療方針を見直す際には、通常の診療枠の5〜7倍にあたる「15〜20分」の時間を確保しています。

  • 実際に軟膏を塗ってみせて、正しい量と塗り方を体感していただく。
  • ステロイドの副作用について、誤解を解き、正しいリスク管理をお伝えする。
  • 「いつまで塗るのか」というゴールのイメージを共有する。

この「対話の時間」こそが、治療成功への近道であると確信しています。

皮膚科ではなく「小児科」だからできること

「皮膚のことは皮膚科」とお考えかもしれません。しかし、子どものアトピー性皮膚炎は、単なる皮膚の病気ではありません。

乳児期のアトピー性皮膚炎は、その後の食物アレルギー気管支喘息へと続く「アレルギーマーチ」の出発点となることが分かっています[3]

私たち小児科医は、皮膚だけでなく、お子さまの全身の成長・発達、そして将来のアレルギーリスクまでを見据えて診療します。皮膚のバリア機能を守ることは、お子さまの未来の健康を守ること。その使命感を持って、日々の診療にあたっています。

杉並区・荻窪で、お子さまの肌の悩みに寄り添います

私たちは、決して「有名な大病院」でも「カリスマ医師」でもありません。しかし、「目の前のお子さまとご家族にとって、最も信頼できる専門家でありたい」という想いは、誰にも負けません。

「東京でアトピーの名医を探しているけれど、どこに行けばいいか分からない」。そんな時は、ぜひ一度、杉並区荻窪の長田こどもクリニックにご相談ください。平日20時まで、土曜も診療しています。一緒に、お子さまの笑顔とつるつるの肌を取り戻しましょう。

お忙しい保護者の皆さまへ:当院の診療体制
  • 平日(月〜金)は、夜20時まで診療
  • 土曜日も、13時まで診療
  • クリニック前に、無料の専用駐車場を6台完備

初診の方は、WEB予約の際 ”初診”→”事前予約”→”湿疹・アトピー性皮膚炎”でご予約下さい。当日受診希望の場合はお電話にてお問い合わせください。

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