長田こどもクリニックのブログへようこそ。副院長の長田洋資です。今回は、多くの保護者の方が悩まされる「お子さんの便秘」について、ご家庭でできること、そして最新の治療法について、海外のガイドラインも参照しながら、これまでの日本の治療法とどう変わってきているのかも交えて詳しく解説します。
I. はじめに:お子さんの便秘はよくある悩みです
「うちの子、またウンチが出ていない…」そんな心配を抱える保護者の方は少なくありません。実際、お子さんの便秘は非常によく見られる症状で、世界的な調査では約9.5%の子どもが機能性便秘(特定の病気が原因ではない便秘)を経験していると報告されています。便秘は、お子さん自身にとっても、ご家族にとっても大きなストレスとなることがあります。
しかし、安心してください。お子さんの便秘には効果的な対処法があり、多くの場合はご家庭での工夫や適切な治療で改善します。このブログでは、小児科医の立場から、お子さんの便秘について正しく理解し、ご家庭でできる具体的なケア、医療機関での治療法、そして最近の治療の進歩について、わかりやすくお伝えします。
II. お子さんの便秘を理解する:主なサインと「便秘の悪循環」
まず、どのような状態を「便秘」というのでしょうか。国際的な診断基準(ローマIV基準など)を参考に、お子さんの機能性便秘でよく見られるサインをみてみましょう 。これらのうち2つ以上が1ヶ月以上続く場合(日本の基準では2ヶ月以上とされることもあります)、機能性便秘の可能性があります。
- トイレでの排便が週に2回以下
- 硬くて痛い排便の経験がある
- 太くて硬い便が出る(時にトイレが詰まるほど)
- トイレトレーニングが完了したお子さんで、週に1回以上ウンチがもれる(便失禁)
- ウンチを我慢するような姿勢や行動(足を交差させる、お尻を隠すなど)
- お腹の中に大きな便の塊がある
特に注意したいのが、便失禁(ウンチもれ)です。これは、お子さんがわざとやっているわけではなく、直腸にたまった硬い便の周りを、ゆるい便が漏れ出てくる「あふれ便(overflow incontinence)」であることがほとんどです 。この点を理解することは、お子さんを叱らずに適切な対応をするために非常に重要です。
そして、便秘を長引かせ、悪化させるのが「便秘の悪循環」です。
- 何らかのきっかけ(硬い便による排便時の痛み、トイレトレーニングのプレッシャーなど)で排便を我慢する。
- 便が腸内に長くとどまり、水分が吸収されてさらに硬く、大きくなる。
- 次の排便がさらに痛みを伴い、出血することもある。
- 排便に対する恐怖心や嫌な経験から、ますます排便を我慢するようになる。
- 直腸に常に便がたまっている状態が続くと、直腸の壁が伸びてしまい、便意を感じにくくなる。また、腸の動きも鈍くなる。
この悪循環を理解することは、なぜ治療に時間がかかることがあるのか、なぜ根気強いケアが必要なのかを把握する上で役立ちます。このサイクルを断ち切ることが、便秘治療の大きな目標の一つとなります。
III. 家庭でできる便秘対策:保護者のためのツールキット
便秘の治療や予防には、ご家庭での日々のケアが非常に大切です。食事、排便習慣、生活リズムを見直してみましょう。
A. 食事の力:食物繊維と水分
- 食物繊維を積極的に
食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。水溶性食物繊維は便を軟らかくし、不溶性食物繊維は便の量を増やして腸の動きを促します 7。
- 食物繊維が豊富な食品の例:
- 果物:りんご、バナナ、プルーン、梨、ブルーベリーなど
- 野菜:葉物野菜、かぼちゃ、さつまいもなどの根菜類
- 穀物:玄米、全粒粉パン、オートミール
- 豆類:大豆、納豆、レンズ豆など
- その他:きのこ類、海藻類(わかめ、ひじき、昆布)、こんにゃく、チアシードなど
日本の2013年のガイドラインでは、食物繊維の摂取目安として3~7歳で1日10g、8~14歳で14.5gという報告や、年長児では1日20g以上という報告も紹介されていますが、これらはあくまで目安であり、バランスの取れた食事が基本です。食物繊維を多く摂る際は、水分も十分に摂ることが重要です。食物繊維だけを増やして水分が不足すると、かえって便が硬くなることがあるため注意しましょう。
- 水分をしっかり摂る
特に食物繊維の摂取量を増やす場合は、十分な水分摂取が不可欠です。
- 飲み物は主に水やお茶にし、牛乳以外の水分を1日に960~1920mL程度摂ることが勧められることもあります(特に便秘がちで食物繊維を多く摂っている場合)7。
- プルーン、梨、りんごなどのジュースに含まれるソルビトールは便を軟らかくする効果が期待できますが、糖分の摂りすぎにならないよう量は加減しましょう。
B. トイレタイムの工夫:良い排便習慣をつくる
- 決まった時間にトイレに座る
食後(特に朝食後)は腸が活発に動く「胃結腸反射」が起こりやすい時間帯です。このタイミングで、5~10分程度トイレに座る習慣をつけましょう。
- 足が床につくように踏み台を置いたり、補助便座を使ったりして、お子さんがリラックスして力みやすい姿勢をとれるように工夫しましょう。
- ほめて、励ます
排便があった時だけでなく、トイレに座れたこと自体をほめましょう。シール帳やカレンダーにご褒美シールを貼るのも効果的です。
- 失敗したり、ウンチが出なかったりしても、決して叱ったりプレッシャーを与えたりしないでください。トイレが嫌な場所になってしまうと、ますます便秘が悪化する可能性があります。
- トイレトレーニング中の注意点
便秘があるお子さんのトイレトレーニングは慎重に進める必要があります。無理強いは便秘を悪化させる原因になります。
- まず便秘の治療を優先し、排便がスムーズになってから、お子さんの発達状況や気持ちに寄り添いながら、保護者の方にも時間的・精神的な余裕がある時に始めましょう。
C. 生活リズムと運動:からだを動かす
- 適度な運動 規則正しい生活と適度な運動は、腸の動きを活発にするのに役立ちます。特別な運動でなくても、毎日元気に遊ぶことが大切です。日本の2013年のガイドラインでは、運動と便秘の直接的な関連は明確ではないとしつつも、適度な運動を心がけることは推奨できるとしています。
D. 「排便日誌」を活用する
排便の回数、便の硬さ(ブリストル便形状スケールなどを参考に)、便失禁の有無、食事内容、飲んだ薬などを記録する「排便日誌」は非常に役立ちます。
- 治療効果の確認や、医師とのコミュニケーションに役立ちます。
- お子さんと一緒にシールを貼るなどして記録することで、お子さん自身の治療への意識や意欲を高めることも期待できます 7。
IV. 小児科医に相談するタイミング:「レッドフラッグ」サインを見逃さないで
ご家庭でのケアは非常に重要ですが、以下のような「レッドフラッグ(危険な兆候)」が見られる場合は、早めに小児科医にご相談ください。これらは、機能性便秘以外の病気が隠れていたり、より専門的な治療が必要だったりするサインかもしれません。
- 生後1ヶ月未満からのひどい便秘
- 生まれた時の最初の便(胎便)の排泄が遅れた(生後48時間以上)
- 体重がなかなか増えない、または減ってきた(成長障害)
- お腹がパンパンに張っている状態が続く
- 嘔吐を繰り返す(特に緑色の胆汁性嘔吐)
- 便に血が混じる(肛門が切れた少量の血とは異なる)
- 激しい腹痛
- お尻や背骨のあたりに異常がある(毛が生えている、小さなくぼみがあるなど)
- 神経学的な問題(足の力が弱いなど)
- 原因不明の発熱が続く
- 家族にヒルシュスプルング病などの腸の病気の方がいる
また、日本のガイドラインでは、治療に難渋することが予想される「イエローフラッグ」として、以下のような点も挙げられています。これらに当てはまる場合も、専門的な知識を持つ医師への相談が推奨されます 7。
- トイレトレーニングが完了しているのに、便失禁や便もれがある
- 便意があるときに、足を交差させるなど我慢する姿勢をとる
- 排便時に肛門を痛がる
- 便が軟らかくても排便回数が少ない(週に2回以下)
- 排便時に出血する
- 直腸脱(脱肛)などがある
- 画像検査で結腸や直腸の拡張がみられる
- 便秘の期間が長い
- 他の医療機関で通常の便秘治療を受けても、すぐに改善しなかった
これらのサインは、隠れた病気を見つけるためだけでなく、機能性便秘であってもより専門的なアプローチが必要な場合を示唆しています。早期に適切な対応をすることで、お子さんの苦痛を和らげ、より良い経過につながります。
V. 医師が提案する治療法
ご家庭でのケアで改善が見られない場合や、症状が重い場合には、医師がお薬による治療を提案することがあります。
A. 治療のゴール:快適で規則的な排便を目指して
治療の目標は、単に便が出ることだけではありません。「便秘でない状態」、つまり、週に3回以上の苦痛を伴わない排便があり、便失禁などの便秘に伴う症状がなく、お子さんとご家族の生活の質(QOL)が損なわれない状態に到達し、それを維持することです 6。この総合的な視点が、治療計画を立てる上で非常に大切です。
B. 溜まった便の排出(ディスインパクション):まず、道をきれいに
直腸に硬い便がたくさん溜まっている状態(糞便塞栓:ふんべんそくせん)の場合、まずその便を排出させる「ディスインパクション」という治療を行います。
- これには、飲み薬(ポリエチレングリコールなど)を一時的に多めに使ったり、浣腸や坐薬を使ったりすることがあります 2。この処置が適切に行われることが、その後の維持療法の成功に不可欠です。
C. 主な治療薬:やさしく効果的なお薬(維持療法)
ディスインパクションで溜まった便をすっきりさせた後は、規則的で軟らかい便通を維持するための「維持療法」に移ります。主に使われるのは「浸透圧性下剤」という種類のお薬です。これらは、腸の中に水分を引き込んで便を軟らかくする働きがあり、お子さんの便秘治療の第一選択とされています。
表1:お子さんの便秘によく使われる浸透圧性下剤(日本国内)
一般名 (Generic Name) |
主な商品名 (Common Brand Name(s) in Japan) |
簡単な説明・特徴 |
主な副作用 (Common Side Effects) |
ポリエチレングリコール (Polyethylene Glycol, PEG) |
モビコール® (Movicol®) |
国際的に第一選択薬として推奨。効果が高く、副作用が少ない。日本では2歳以上(モビコール®LDの場合)から使用可能 。 |
ほとんどない。用量が多いと下痢、お腹の張り、ガスなど 。 |
ラクツロース (Lactulose) |
モニラック® (Monilac®), ラクツロースシロップ65%「NIG」 (Lactulose Syrup 65% "NIG") |
糖類の下剤。乳幼児にもよく使われる 。 |
おなら、お腹の張り、腹痛、下痢など 。 |
酸化マグネシウム (Magnesium Oxide) |
マグミット® (Magmitt®), カマなど |
塩類の下剤。日本では広く使われている。腎機能が悪いお子さんや乳児への長期大量投与は注意が必要 。 |
下痢。まれに高マグネシウム血症(腎機能障害がある場合や過量投与時)。 |
水酸化マグネシウム (Magnesium Hydroxide) |
ミルマグ® (Milmag®) |
塩類の下剤。酸化マグネシウムと似ている 。 |
酸化マグネシウムと同様。まれに高マグネシウム血症、低リン酸血症 。 |
マルツエキス (Malt Extract) |
マルツエキス (Marutsu Ekisu) |
麦芽糖が主成分の非常に穏やかな下剤。主に乳児に使われる 。 |
副作用はほとんどない 。 |
これらの浸透圧性下剤は、いわゆる「クセになりにくい」お薬とされています。便秘の治療には、お子さんの腸が正常な感覚と動きを取り戻すまで、ある程度の期間、お薬の助けが必要なことが多いです。自己判断で中断せず、医師の指示に従って量を調節していくことが大切です。特に酸化マグネシウムなどのマグネシウム製剤は、日本では広く使われていますが、腎臓の機能が未熟な乳児や腎臓に病気があるお子さんへの長期的な使用には、血中のマグネシウム濃度に注意が必要な場合があります 2。
D. その他の治療薬について
- 刺激性下剤: センノシド(プルゼニド®、ピムロ®など)、ビサコジル(テレミンソフト®坐薬など)、ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン®内用液など)といったお薬は、腸を直接刺激して動きを活発にしますが、通常は浸透圧性下剤で効果が不十分な場合や、一時的な使用に限られます。医師の指示のもとで使いましょう。
- プロバイオティクス・プレバイオティクス: 腸内環境を整える目的で使われることがあります。日本の2013年のガイドラインでは、プロバイオティクスは「症例によって有効である可能性がある」とされ、2022年の情報でも同様の見解が示されています。確実な効果はまだ確立されていませんが、試してみる価値はあるかもしれません。
- 漢方薬: 日本では、大建中湯(だいけんちゅうとう)などの漢方薬が便秘治療に使われることがあります。特にお腹が冷えやすい、ガスが溜まりやすいといった体質のお子さんや、他のお薬で効果が不十分な場合に考慮されることがあります。
VI. 進化する治療法:海外と日本のガイドラインから見る変化
お子さんの便秘治療は、新しい研究に基づいて常に進化しています。海外の小児消化器病学会(ESPGHAN/NASPGHAN)と日本の小児栄養消化器肝臓学会(JSPGHAN)が出している診療ガイドラインを比較すると、いくつかの変化が見えてきます。
国際的なガイドライン(ESPGHAN/NASPGHAN 2014年版や、現在改訂中の2024年版プロトコル)と、日本のガイドライン(JSPGHAN 2013年版や2022年の最新ガイドライン)を比べてみましょう。
- ポリエチレングリコール(PEG)製剤の位置づけ:
- 国際的: PEG製剤(商品名:モビコール®など)は、その高い有効性と安全性から、早くから第一選択薬として強く推奨されています。
- 日本: 2013年の日本のガイドラインでは、PEGの有効性は認められていたものの、保険適用外であったため標準的な治療薬ではありませんでした。しかし、その後日本でも承認され、特にモビコール®がお子さんの慢性便秘症に使えるようになり(2歳以上から)、処方される機会が格段に増えました。これは日本の便秘治療における大きな進歩と言えます。
- 食物繊維の推奨度:
- 国際的: 食物繊維の積極的な摂取が推奨されています 。
- 日本: 2013年のガイドラインでは、食物繊維は全般的な健康には良いものの、確立した便秘の「治療」としての効果は限定的という見解でした(ただし、最近の研究では有効性も報告されていると付記)。2022年の情報でも、食物繊維を増やす試みは推奨されています 。
- 日本での伝統的な第一選択薬:
- 2013年頃の日本では、乳児期にはマルツエキス、幼児期以降はラクツロースや酸化マグネシウム製剤が維持療法の中心でした 。PEGが普及したことで、治療の選択肢が広がりました。
- 牛乳アレルギーとの関連:
通常の治療で改善しない便秘のお子さんの一部に、牛乳アレルギーが関与している可能性が指摘されています。国際的なガイドラインも日本のガイドラインも、このような場合には診断的に2~4週間程度の牛乳除去食を試みることを提案しています。
- バイオフィードバック療法:
排便時にうまく力めないタイプ(排便協調障害)のお子さんに対して、肛門の筋肉の動きを意識させるバイオフィードバック療法が考慮されることがあります。国際的にも日本でもその有効性に関する研究はありますが、広く第一選択とされる治療法ではありません 。
表2:主な推奨事項の変化と特徴:国際ガイドラインと日本のガイドライン
治療の側面 |
最新の国際ガイドライン (ESPGHAN/NASPGHAN 2014年版 + 2024年プロトコル動向) |
日本のガイドライン (JSPGHAN 2013年版 + 2022年情報) |
第一選択の浸透圧性下剤 |
ポリエチレングリコール (PEG) を強く推奨 |
伝統的にラクツロース、酸化マグネシウム。近年PEGの使用が増加。 |
治療としての食物繊維 |
推奨 |
バランスの取れた食事の一環として推奨。治療効果については以前は慎重な意見もあったが、近年は有効性の報告も重視。 |
糞便塞栓への対応 |
PEGによる経口ディスインパクションが主流 |
経口薬に加え、浣腸・坐薬も選択肢。重症例では入院も考慮。 |
患者教育・排便日誌 |
非常に重視 |
非常に重視。特に排便日誌の活用を推奨。 |
このように、日本の小児便秘治療も国際的なエビデンスを取り入れ、特にPEG製剤の導入によって大きく進歩しています。しかし、どの治療法を選択するにしても、お子さん一人ひとりの状態に合わせた個別化されたアプローチが最も重要であるという点は、国内外のガイドラインで共通しています。
VII. 今後の見通し:長期的な管理とフォローアップ
機能性便秘は、一部のお子さんにとっては慢性的な問題となり、治療が数ヶ月から数年にわたることもあります。症状が改善しても、自己判断で急にお薬をやめてしまうと再発しやすいため注意が必要です。
- 研究によると、治療開始後2年以内に約半数のお子さんがお薬を中止できますが、約25%は思春期になってもお薬が必要な場合があり、また、一度改善しても5年以内に半数近くが再発するという報告もあります 。
- そのため、定期的に小児科医の診察を受け、状態に合わせてお薬の量を調整したり、生活習慣の見直しを続けたりすることが、長期的な改善には不可欠です。根気強い取り組みが、お子さんの将来の快適な排便習慣につながります。
VIII. 最後に:お子さんの笑顔のために、医師と二人三脚で
お子さんの便秘は、ご家族にとって大きな悩みですが、決して一人で抱え込む必要はありません。正しい知識を持ち、ご家庭でできる工夫を続けながら、必要に応じて小児科医のサポートを受けることが大切です。
- 便秘はよくあることであり、適切に対処すれば必ず改善に向かいます。
- ご家庭での食事療法や生活習慣の改善は、治療の基本であり最も重要です。
- 効果的で安全性の高いお薬もあります。
- 医師と保護者の方が協力し、お子さんに合った治療法を見つけていくことが、解決への一番の近道です。
長田こどもクリニックでは、お子さんの便秘に関するあらゆるご相談に応じています。どんな些細なことでも、どうぞお気軽にご相談ください。一緒にお子さんの健やかな成長をサポートさせていただきます。
長田こどもクリニックからのお知らせ
【当院の診療について】 お子さんの予防接種でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
住所: 杉並区南荻窪1-31-14 TEL: 03-3334-2030
引用文献
- naspghan.org, https://naspghan.org/files/documents/pdfs/training/curriculum-resources/common-outpatient/Constipation%20Slide%20Set%20Resident%20Teaching%20Slide%20Set%20Constipation.pdf
- ESPGHAN and NASPGHAN 2024 protocol for paediatric functional constipation treatment guidelines (standard operating procedure) - PubMed Central, 5月 19, 2025にアクセス、 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11795385/
- Functional Constipation - Ascension, 5月 19, 2025にアクセス、 https://healthcare.ascension.org/-/media/project/ascension/healthcare/markets/texas/dell-childrens/documents/evidence-based-outcome-center/functional-constipation/functional-constipation-guideline.pdf
- Management of children with functional constipation referred to tertiary care, 5月 19, 2025にアクセス、 https://www.jped.com.br/en-management-children-with-functional-constipation-articulo-S0021755721001145
- ESPGHAN and NASPGHAN 2024 protocol for paediatric functional constipation treatment guidelines (standard operating procedure) - PubMed, 5月 19, 2025にアクセス、 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39904543/
- Awareness and Implementation of the 2014 ESPGHAN/NASPGHAN Guideline for Childhood Functional Constipation - PubMed, 5月 19, 2025にアクセス、 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29045351/